リールシートの取り付け準備が完了したら、ブランクのスパイン(背骨)を出して向きを決めるのが肝心や。
スパインを上向きにしてガイドを取り付けるのが普通やけど、トラウトロッドなんかでは、わざとスパインを90度ずらしてガイドを取り付けて、ロッドの曲がりを重視したセッティングも有るみたいやね。
今回は3本ともファーストアクションのベイトロッドなので、ティップ側のスパインを重視して向きを出し、スパイン上にガイドを取り付けることにしたんや。
スパインの出し方
Tipを左手の指先で摘み、矢印の所を右手で支持しながらブランクを回転させる。
ある一定の向きで他よりも反発力が強くてブランクが安定しない所があるはず。
その状態でブランクの上側がスパイン(背骨)の位置やね!
この時、リールシートは仮付けした状態にしておき、リールシート前方のブランクにマスキングテープを巻いとくこと!
スパインの位置が分かったら、リールシートを回転させてスパインとリールシートの上面が一致するように調整するねん。
何度も確認して、向きに間違いが無かったら、スパインの裏側のバット方向からティップ側を覗き込んで、リールシート裏面のミゾ(ベイトロッドならトリガーも)を真上にして延長線上にあるマスキングテープにマジックなんかでマーキングしときますねん。
リールシートを一旦外し、向きを確認してエポキシボンドで接着やね!
この時、トップガイドもエポキシで接着するのがえぇみたい。
Fujiのホットグルーやと、真夏の車内に置いといたら溶けて向きが変わったことがありますわ。(笑)
ティップ側のスパイン重視でセッティングする時は、今回みたいな感じで位置決めするんやけど、ティップの破損には要注意やで!
大事なロッドを折ってしもたら泣けまっせ〜。
スローアクションのロッドなら、バットエンドを床に付けてベリーを左手で支えながら、バッド部分を下向きに押えながら回転さすんや。
この時のスパインの向きは、一番反発力が強いところで下向きと言うことやね!