興味のある方が多いと思うので、わての私見を書かせてもらいまっさ。
利点
☆ トップガイドが下向きなので、糸絡み防止に有利。
☆ 穂先ガイドの取り付け間隔を狭くしなくても、ラインがブランクに干渉せずガイド数も減らせる。
☆ ファイト時に生じるブランクの捩れが解消されロッドが安定する。
☆ 見た目のカッコ良さ。（人により、好き嫌いがハッキリしてるかも？）
欠点
★ バット部分でラインの通り道を強制的に左右何れかの向きに振るため、常にリールレベルワインダーの片側を擦ることになり、偏ってラインがスプールに巻かれ易い。
★ 角度が付けられて取付けられたガイドには、通常とは異なる向きの力がフレームに加わることになる。また、ガイドフットがブランクを傷付ける不安を解消するために、ダブルまたはトリプルラップ奨励。
★ ガイドをバットから順次上向きから角度を付けて下向きにする訳やけど、下向きにガイドの一番バット寄りのガイドに他のガイドより大きい力が加わることになる。
★ べリーからバット部分において、各ガイドからブランクを曲げる力が一定して伝わらない。
その他
△ 飛距離に関しては、全然影響が少ないようにも思う。リールのレベルワインダーのライン通過抵抗と比べたらその影響は微々たるもの。
△ ブランクのネジレが解消されて、キャスト時のブレが．．．みたいに書いてるのは、単なるセールトークや！ベイトロッドって、キャストする時に一定方向だけに振るの？(キャスト時のみの話)
△ 糸絡み云々と言うのも、トップガイドが下向きになってるからある程度の改善効果はあるやろけど、ガイドフレーム形状の方が影響大きいのと違う？。スピニングロッドではリールの構造が故にラインにヨレが発生して糸絡みはするけど、わてはベイトロッドで糸絡みは滅多にないで！してもリール持つ手を返してチョチョイのチョイやん。(笑)
△ ガイド数を減らせると言うのも穂先のみ、通常のガイドセッティングでは極端にガイド数が増えてしまうアクションのロッドのみ有効やね。
以上の観点から、スパイラルガイドセッティングに向くロッドアクションとしては、比較的長めのスローテーパーで、ブランク全体で負荷を受け止めて曲がり易いものが良いと思うで。
ファーストテーパーでバットガチガチのロッドは絶対に向かんわ！
最近の流行なんか、何かと巷を騒がしているスパイラルガイドセッティングやけど、通常のセッティングとは違うてインパクトの有るセッティングだけに、ブランクを選ぶと思う。ワンピースロッドやとブランクへの負担は複雑やね！
市販バスロッドやトラウトロッドにあるスパイラルセッティングされたもんに２ピースが多いのも何か理由がある筈やで。
世間にはいろんな考えの人が居るけど、人によったら好き嫌いがハッキリするんやないかな？
わてはそれほど嫌いじゃないし興味も有るさかい、いろいろ考えたりするんやけど、わてのロッドに使おうとは思わん。お好きな方はやってみたら？って、感じですわ。
スパイラルガイドセッティングをする場合のバットガイド位置は、通常よりリール寄りに設定しているロッドを多く見るなぁ。だいたい、トップ−リール間の3/4位の位置やろか。
各ガイドの取り付け間隔は、ティップ側が通常より広く、バット側で狭いみたい。
ティップ側の取付け間隔は同クラスのスピニングロッドで設定するのと同じで良いのとちゃうやろか。
バット側のガイドの捻りは６０度か４５度おきやね。太いブランクなら４５度かな？
細身のブランクなら、ラインが干渉し難いと思われるから６０度で良いと思うんやけど、実際に仮止めして負荷をかけんと分からんね。(笑)
わてが、スパイラルガイドセッティングでロッドを組むなら、トラウトロッドのエリアフィッシング用かな〜。
バスロッドに使うには腰の無いソリッドカーボンブランク使うて、曲がりを楽しむロッドやなぁ〜。
けど、トラウトのシーズンは寒いからなぁ〜。(^^ゞ
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